AI成り立ち講座 · 第5回 / 全8回 · 約8分
ことばを扱うAIとTransformer
今の生成AIの土台になった Transformer と、大規模言語モデルの登場を見ます。
▶ 動画は準備中です。下の文字起こしで、同じ内容を読めます。
文字起こし
1ことばはむずかしい
画像に比べて、ことばを扱うのはむずかしいとされてきました。同じことばでも、文脈によって意味が変わるからです。
「はし」が橋なのか箸なのかは、前後を読まないとわかりませんよね。
22017年:Transformer の発明
2017年、Googleの研究者たちが「Transformer(トランスフォーマー)」という新しいしくみを発表しました。
Transformer は、文の中の「どのことばに注目すればいいか」を計算するのが得意です。しかも、計算をまとめて並べて行えるので、大量の文章から効率よく学べました。
3大きくすると賢くなる
Transformer を使って、ものすごい量の文章で学ばせたAIを「大規模言語モデル」と呼びます。
2018年ごろから、モデルを大きくして、学ばせる文章を増やすほど、できることが増えていくことがわかってきました。2020年に発表されたGPT-3は、少しの例を見せるだけで、いろいろな仕事をこなして話題になりました。
4次のことばを予測する
大規模言語モデルがしているのは、AI生成講座でもお話しした「次に来そうなことばを選ぶ」ことです。
このシンプルなことを、とても大きな規模でくり返すと、会話や要約や翻訳までできてしまう。ここが、今の生成AIのいちばん不思議で面白いところだと思います。
やってみよう
Transformer の「注目」を体験してみましょう。
「ねこが魚を食べたのは、おなかがすいていたからだ」という文で、「おなか」はどのことばと関係が深いですか? Transformer の「注目」という考え方とあわせて、やさしく説明してください。 できたらチェック
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